真夏の屋外でスマホカメラを使うと、ものの数分で熱暴走を起こしてしまう可能性があります。
そんな状況下でも、きちんと対策を取ることで、熱暴走を予防することができます。
今回は、熱暴走を予防する方法をご紹介致します。
熱暴走の原因
まず、熱暴走してしまう理由は、熱をスマホ自体が熱を発するからです。
最も発熱するのは、SoC(CPU、GPU)です。
次に発熱するのは、バッテリーです。
また、ディスプレイもわずかに発熱します。
スマホ以外では、太陽光が最も発熱の原因となります。
更に、部屋の温度も原因となります。
つまり、これら原因に対処することで、熱暴走を防ぐことができます。
ちなみに、熱暴走は機種によって異なりますが、約50度で発生します。
熱暴走すると、iPhoneとAndroid両方とも、カメラ撮影時なら撮影が自動的にストップし、更に温度が上昇すると強制的に電源がOFFになります。
バッテリーを含むスマートフォンは、発熱しすぎると発火の危険性も生まれますから、炎天下の車内に放置するなどしないよう、注意してください。
対処法
SoC
SoCが異なるスマホを使うだけで、スマホの発熱はだいぶ抑えられます。
基本的にハイスペック(フラッグシップスマホ)になればなるほど、発熱しやすくなります。
理由は、高速な処理をするためには、たくさんの演算処理、つまりSoCがたくさん働かなければいけないため、SoCが忙しく動くため熱を持ってしまうわけです。
2022年時点であれば、約10万円のスマホは、基本的に発熱しやすいSoCが搭載しています。
つまり、あまりSoC性能が高すぎないスマートフォンの方が発熱しにくいです。
3~5万円程度のスマホであれば、発熱しにくくなっています。
ちなみに、発熱しにくいスマホはバッテリーの持ちも良くなります👍
バッテリー
スマホを使うと、バッテリーを消費します。
そして、バッテリーを消費する時に、実は発熱しているんです。
なので、発熱しにくいバッテリーを使えば良いと思いますが、実はどのスマホも同じリチウムイオンバッテリーを使っているので、機種によって発熱度合いに違いはありません。
時代が進化して、発熱しにくい技術が開発されるのを待ちましょう👍
ディスプレイ
スマホの画面(ディスプレイ)は電気をよく消耗します。
電気をよく消耗するということは、熱を発するということです!
なので、画面を暗くすれば発熱が抑えられます。
更に、ディスプレイの種類を液晶ディスプレイ(IPSディスプレイ)ではなく、有機ELディスプレイのモデルを選択し、スマホの設定からダークモード設定にすれば、より発熱が抑えられます👍
部屋の温度
部屋が熱いとスマホも熱いです。
なので、部屋の温度を下げて涼しくしましょう。
外にいるときはそんな事できませんから、冷却ファンを使いましょう!
Amazonでは、約2000円~3000円程度で購入できます。
動画撮影時に、ファンのノイズが入らないよう、静音モデルを選択すると良いでしょう。
太陽光
SoC、バッテリー、ディスプレイ、部屋の温度の対処法をご紹介しましたが、発熱のために、機種を狭めるのは現実的ではありませんよね。
きれいな映像を撮りたいなら、SoCの性能が高いほうが良いですし、予算が少ないと、有機ELディスプレイのスマホは選択できないかもしれません。
そして、ほとんどのスマホは、普通に使っていれば発熱しないんですが、真夏の太陽光の下で使うと発熱するんです。
つまり、発熱する一番の原因は、太陽光なのです!
なので、今回は、スマホを太陽光から守るための日傘を作ってみたので、ご紹介します。
スマホ用の傘
はっきりいって、めちゃくちゃダサいです!笑
試しに作って効果があったので、今後デザインなどを改良するかもしれません。
材料はダンボールです。
100円ショップに販売されていた、スマホ用スタンドクリップをテープでダンボールに固定しているだけです。
更に、冷却ファンを取り付けています。
この状態なら、炎天下の中数時間連続で撮影し続けても、熱暴走したことがありません。
ちなみに、バッテリーも接続し、バッテリー切れにならない状態で6時間生放送をしていたときの画像です。
太陽光が直接当たらない角度にダンボールを調整するのが重要です。
まとめ
スマホを熱暴走させないためには、直射日光が当たらないようにするのが重要です。
クオリティーの高い既製品があればよいのですが、見つかりませんでした。
見てくれは悪いのですが効果は非常に高いので、屋外で長時間の撮影をするときは試してみてください😊
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