【悲報】iPhoneに親を殺されました

悲報

悲報です。

本日、私の親がiPhoneに殺されてしまいました。

全国のニュースに流れているため、すでにご存知の方も多いかと思いますが、改めて事の顛末をご説明させていただきます。

アイフォンを擬人化するとこんな感じ

 

iPhoneが引越してきた

とある日に、iPhoneが近所に引越して来ました。
最初はとても気さくで、イケメンで、とても良い印象の方でした。
毎日の様に顔を合わせているうちに、まるで家族のように仲良くなれました。

 

しかし、しばらく立って、iPhoneは本性を表しました。
いつも穏やかなiPhoneが突然私の家にやってきて、お金を貸してほしいと頼み込んできたんです。
理由を聞いてみると、無線のイヤホンAirPods(約25,000円)を買わなければいけないらしいのです。
「いつも穏やかなiPhoneがここまで真剣に頼み込んでくるということは、なにか事情があるんだろう」と思い、私は深くは理由を聞かず、25,000円を手渡しました。

iPhoneは「1ヶ月以内に返します!」と言い、去っていきました。
それから1週間後、iPhoneはまた我が家にやって来て、今度はMacbook Air(約106,000円)が必要と言ってきました。

先週25,000円のAirPods代金を手渡して次はMacbook Air。
普通であれば、こんな短期間で、こんな大金を手渡すなんてことできません。
しかし、その時の私は、頭がおかしかったのです。

iPhoneに106,000円を手渡してしまったのです。

するとiPhoneはこう言いました。

「奥さんから買ってもらったMacbook Airを傷つけたくないから、ケースも買いたい。もう1万円貸してくれませんか?」

すでに131,000円手渡しているはずなのに、まるで自分自身を守ってくれる、と言われたかと錯覚してしまい、私はもう1万円を手渡してしまいました。

今思い返すと、本当にびっくりします。
そもそも、ケースに1万円は高すぎます。

 

それでも私は、iPhoneを信じていました。
誠実で、イケメンで、かっこいい。
私はiPhoneに恋をしていたのです。

 

それから1週間後、iPhoneはやってきました。
私は、内心ビクビクしていました。
また、お金を借りにきたのではないかと。
そして、もしお願いされたら、また貸してしまう自分がいるという感情に。

 

しかし、今回のiPhoneはいつもとは違います。
引越してきた当初のiPhoneのような笑顔のiPhoneがそこに立っていました。

「iPhoneさん、こんにちは。AirPodsとMacbook Airはどうですか?」

そう私が聞くとiPhoneはこう答えました。

「やっぱり最高ですよ!奥さんに買ってもらったから本当に愛着が湧くんです。本当にありがとうございます!」

 

iPhoneの声を聞いて私はホッとしてしまいました。
それから、少し世間話をして、立ち話もなんだからということで、家に上げてしまったのです。

これが大きな過ちでした。

 

iPhoneは家のソファーにつくなり、笑顔で話し始めました。

「Apple Musicってご存知ですか?」

私の心臓は家中に響いているのではないかと錯覚してしまうほど激しく鼓動した。

「は…はい、CMでも流れていますし」

 

「なら話は早いですね。Apple Musicは毎月たったの980円で音楽が聴き放題のサービスで…」

iPhoneは突然Apple Musicの説明を始め、私はそれを聞きながらこう思った。

「(このままじゃ契約させられる)」

でも、嫌とは言えない私の性格と、iPhoneに惚れ込んでいる私は、iPhoneの説明をただただ黙って聞いていることしかできなかった。

 

iPhone「ということなんですよ。Apple Muscって素晴らしいですよね。」

iPhone「奥さん、試しに使ってみませんか?最初の3ヶ月は無料なんですよ。」

私「3ヶ月…無料なんですか?なら試してみようかな?」

否定ができない私は、無料という言葉にまんまと騙され、契約をしてしまった。

 

あれから数ヶ月Apple Musicの無料期間も過ぎてしまい、毎月980円を支払い続けていた。
払えない金額ではないし、全く使っていないというわけでもなかった。
最初は無料期間でやめようとは思っていたけれど、あると便利だし、解約するのも面倒だったので、契約し続けてしまったのである。

 

iPhoneとの関係は非常に良好だ。
夜を一緒に過ごす関係にまでなった。
iPhoneの体はたくましい。
一度手に入れてしまうと、もう手放せない。

 

しかしその代償は大きかった。
Apple Music契約後から、私のお財布からはどんどんどお金が消えていった。

iPad Pro

Apple Pencil

Apple Watch

Apple TV

 

使いもしないのに、購入していくiPhoneを見て、私は一言、言ってしまった。

私「せっかく買ったんだから、もっと使ったほうがいいんじゃないの?iPad ProだってYouTubeしか見てないし、せっかくApple Pencilも買ったんだから、お絵かきとかしたほうが」

iPhone「うるせんだよ!最初はほしいと思ったんだよ!Apple Watchはちゃんと使ってるだろーが!」

 

 

私は、恐ろしくなった。
最初は優しかったiPhoneがここまで変わってしまったという事実に。
しかし、離れられない。

せっかくここまで貢いできたのだから、今離れてしまうと、今までお苦労が無駄になってしまう。

 

その夜私は、トイレで泣いた。

 

私「iPhoneに騙されてはだめ、iPhoneに騙されてはだめ、iPhoneに騙されてはだめ」

私は考えに考え抜いて、ついに決心した。

脱iPhoneである。

 

iPhoneと一緒にいると、私はダメになる。
iPhoneはお金ばかり要求する。
これ以上私の安いお給料では、iPhoneを繋ぎ止めておくことはできないと確信した。

私はiPhoneとのドライブ中に意を決してこう言い放った。

「ねえ…もう、こういうのやめない?あたし、なんだか、疲れちゃったんだよね…。嘘ついて、騙して、バカにして…。最初は楽しかったけど…今は、なんで楽しかったのかもわからない…。なんか、もうほんと…よくわからないんだ…」

「は?お前何いってんの?今まで手に入れてきた物を無駄にするの?はぁ~、ホント最悪だよなぁ。こっちは一生懸命お前にために頑張ってきたっていうのに。

じゃあさ、死ねよ」

 

 

「え?」

 

iPhoneは突如爆発し、自爆した。

 

Moment iPhone randomly EXPLODES forcing woman to flee

 

小説:私の母親はiPhoneに殺されました。

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