3万8000円でタブレットとキーボードとスタイラスペンが使える、ALLDOCUBE X Gameを使ってみた。【開封レビュー, 動作検証, カメラ性能】

お客様ぁ~どうもこんにちはカズヒロです。
今回は、物理キーボード&スタイラスペンに対応した、最新の格安タブレットをご紹介いたします。

提供:ALLDOCUBE

ALLDOCUBE X Game

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動画

 

スペック

基本
ブランド ALLDOCUBE
シリーズ ALLDOCUBE X
OS Android 11
SoC Helio P90
ROM 128GB
RAM 8GB(LPDDR4X)
発売日 2022年01月10日
発売時価格 35,999円
本体
サイズ 246 x 172 x 7.95 mm
カラー グレー
スピーカー ステレオ(4スピーカー)
ディスプレイ
解像度 1920 x 1280
サイズ 10.5 インチ (IPS) (22.2×14.8 cm / 3:2)
リフレッシュレート 60 Hz
インカメラ位置 ベゼル
バッテリー
容量 7500 mAh
充電
  • 有線  18W 
アウトカメラ
カメラ1 800 万画素, 通常レンズ
インカメラ
カメラ1 500 万画素, 通常レンズ
ネットワーク
対応キャリア Softbank
WiFi a / b / g / n / ac
SIM
サイズ nanoSIM
枚数 2
機能
GPS A-GPS, GPS, Beidou, GLONASS, Galileo
Bluetooh 5.0
USB USB Type-C
MicroSD, FM ラジオ
特長
  • スタイラスペン (4096段階)
  • 専用アクセサリー (物理キーボードケース)
  • 画素密度 (220PPI)
情報
公式サイト https://www.alldocube.com/jp/products/xgame/

日本版
35999円
スタイラスペン
2,999円
キーボードケース
4,999円

中国版
1199元(約2.2万円)
スタイラスペン
99CNY(1800円)

引用:スマホ博物館

 

特徴

Alldocube X Gameはゲームもプレイ可能な性能を持つ、結構高いスペックのタブレットです。

 

Helio P90は、格安スマホでもよく搭載している、Helioシリーズの上位モデルです。
Antutuスコアも検証してみます。

画面サイズは10.5インチのIPS液晶を採用しています。
さらい、4096段階のスタイラスペンにも対応で、なかなかハイスペックです。

タブレットとしては珍しく、ジャイロセンサーにも対応し、RAM・ROMともに8GB、128GBと大容量です。

 

スタイラスペン対応の中華タブレットは過去にも登場していましたが、今回のALLDOCUBE X Gameは驚異の4096段階に対応しています。
通常筆圧に対応していないことが多いのですが、この価格で筆圧対応は素晴らしいです。
スタイラスペンは2,999円で別売りとなりますので、ご注意ください。

 

ジャイロに対応しているため、端末を傾けてゲームで遊ぶことも可能です。
ゲームがプレイ可能な性能があるため、コントローラと接続し、大画面で遊ぶにも適しているみたいです。
純正で磁気式(ポゴピン)の物理キーボードにも対応しているため、文字入力も快適でしょう。
キーボードは4,999円で別売りとなりますので、ご注意ください。
どの程度快適なのかも検証してみたいと思います。

 

ペンも使えて、キーボードも使えるということは、パソコンのように利用が可能ということです。
簡単な作業であれば、ALLDOCUBE X Gameで十分かもしれませんね。

 

4096段階の筆圧は、世界トップのペンタブレットを作っているWacomと同じレベルです。
ただ、iPad Proは1024段階しかありませんが、非常になめらかに線を描けますので、筆圧レベルが高ければ、快適に動作するというわけでもございません。

 

SoCはMediatekのHelio P90です。
2018年12月に発表された、古いSoCであるため、超ハイスペックというわけではございません。
正直なところ、ゲーミングタブレットを名乗るべきではないスペックだとは思いますが、その辺も検証していきたいです。

 

とはいえ、Helio P90は十分快適に動作してくれるSoCです。
ゲーム以外は全く問題ないでしょうし、ほとんどのゲームは一応動作はしてくれるでしょう。
最新の3Dゲームは難しいかと思いますので、検証していきます。

 

バッテリー効率が改善し、省電力性が高いと謳っていますが、SoC以上にOSのチューニングの方が省電力性に関しては、重要度が高いため、本当にバッテリー持ちが高いのかも検証してみます。

 

 

 

画面サイズは10.5インチで、万人向けのサイズになっています。
最新のiPadは10.2インチ、iPad Airは10.9インチとなっており、Apple iPadの人気モデルと似たようなサイズ感になっています。
個人的に、様々なサイズのタブレットを使ってきましたが、10インチサイズが最も万能でちょうどよいと感じています。

 

RAMは8GBと大きく、ROMも128GBと必要十分なサイズです。
もし足りなくなっても、microSDに対応していますから、拡張も容易です。
これら点で困ることはなさそうですね。

 

そして、中華タブレットであるALLDOCUBE X Gameの強みとして、SIM対応という点が挙げられます。
日本で発売のSIM対応モデルは、値段が1万円ほど上昇していまいがちですが、ALLDOCUBE X GameはSIM対応モデルのみとなっております。

その他特徴として、スピーカーは4つついております。
バッテリー容量は7500mAhです。
充電速度は最大18Wです。
材質は金属。
それぞれ、スペックだけではよくわかりませんので要検証ですね。

 

Volteにも対応していると書かれていますが、本当でしょうか?タブレットでVolte対応ってなかなか珍しい気もしますね(笑)
カメラ性能は期待していませんが、これも検証してみます。

 

スピーカーは4つ搭載です。
この格安タブレットで、音質がめちゃくちゃよかったら、かなり良い端末になると思います。
タブレットを利用する用途としては、映像を見ることが多いでしょうから、音質と音量は重要です。

 

バッテリー容量は7500mAhです。
18Wの速度で充電した場合、2時間~2時間半ほどで充電が完了するかと思われます。

 

厚みは7.95mmと結構薄いです。
最近は、格安中華タブレットの筐体品質も良くなってきているので、期待できそうです。

 

嬉しいポイントとして、GPSに対応しているという点も挙げられます。
通常iPadやAndroidのWi-Fiモデルは、GPSに対応しておりません。
しかし今回のALLDOCUBE X GameはSIM(4G)に対応しているため、GPSにも対応しています。
つまり、カーナビ用途としても利用可能になります。

 

OSのバージョンはAndroid11を搭載している点も嬉しいポイントです。
ただ、長期アップデートは望めませんから、最新のセキュリティーや機能が必要という方は、選択しないほうが良いでしょう。

 

 

 

 

 

開封

パッケージは結構かっこいいです。

 

めちゃくちゃでかいシールでMade in Chinaと書かれています。

 

開封すると、2年間無料保証延長の紙が入っていました。

 

2年間も保証してくれるのは嬉しいですね。
ただ、どの程度まで保証してくれるかは不明です。

 

タブレット本体の下には、アクセサリーが入っています。

 

付属品は、充電器、USB Cケーブル、マニュアルです。

 

マニュアルは日本語にも対応していました。

 

充電器は1ポートタイプです。

 

ALLDOCUBE X Gameは18W充電に対応していますが、付属の充電器は最大10Wまででした。
18Wで充電するには、別途充電器が必要です。

 

USB CケーブルはUSB A to Cタイプです。

 

そして、こちらがALLDOCUBE X Game本体です。

 

画面保護フィルムが、予め綺麗に貼り付けられていました。

 

背面はシンプルなデザインです。
キーボードと接続するためのポゴピンがついています。

 

近くで見るとこんな感じです。
専用キーボードのみ対応となります。

 

カメラはシングルレンズです。

 

ALLDOCUBE X Gameと書かれています。

 

シールで技適も追加されているので、日本でも問題なく利用可能です。
そして、ここで気がついたのですが、「Input 5V = 2A」と書かれております。つまり、10Wの充電に対応しているという意味なんですが、ホームページ上には18Wと書かれておりました。
実際にはどちらに対応しているのでしょうか?

 

左側面には上下にスピーカーと中央にUSB Cポートがついていました。

 

下側面には何もありません。

 

右側面には、スピーカーとSIMスロットが付いていました。

 

SIMスロットは、SIM2枚かSIM1 + microSDカードが使えます。

 

上側面には、電源ボタンと音量ボタンがついていました。

 

ボタンはしっかりしており、押し心地も良いです。
1万円の激安タブレットのようなグラグラした安物ボタンとは異なります。

専用キーボードケース 開封

次に、ALLDOCUBE X Gameの専用キーボードケースを開封していきます。

 

日本語表記はありませんが、日本のAmazonでも公式販売を開始しました。

 

付属品は、キーボードケース本体のみです。

 

ロゴなども一切なく、シンプルなデザインです。

 

ケースを開くと、キーボードが現れました。

 

ポゴピンはこのように出っ張っております。
ポゴピンタイプは、ワイヤレスではないため、遅延がなく、ペアリングも必要としないため、非常に使いやすい仕組みです。

 

装着部分は、背面、角ともにプラスチックです。

 

背面の上部半分が接着されております。

 

このように一般的な、キーボードケースと同じ形状に立てて使えます。

 

キーボードの上部に2つのスリットがある通り、角度は2段階です。
キーボードのキー配列は、一般的なUS配列です。
僕の場合は、問題なくすぐにブラインドタッチができました。

 

キーのストロークはちょい高めで、キーの硬さはちょい固めです。
この辺は好みですが、しっかり押せて押し心地があるので、ミスタイプはしづらいです。
使い続けて指がつかれるほど硬いわけではなく問題なく使えます。

言語切替方法は、Android → 設定 → システム → 言語と入力 →言語 → ここで英語(English)と日本語を追加してください。
文字入力時に「Shift + スペース」を押すことで、英語と日本語が切り替わります。
日本語状態で、Shift押しながらキーを入力すると、大文字でアルファベットの入力ができるので、大文字だけでも打てればいい人は日本語のみでも英語入力ができます。

 

日本語にもしっかり対応していました。

 

ペンの開封

ALLDOCUBE X Gameは専用のスタイラスペンにも対応しております。

 

こちらがスタイラスペン本体です。

 

駆動方法は、珍しいタイプの乾電池です。

 

単6タイプの乾電池で、一般的なお店ではあまり見かけませんが、Amazonでも購入可能です。

【Amazon】乾電池 単6

 

そして、こちらがスタイラスペン本体です。

 

一般的なスタイラスペンと同様な形状です。

 

ボタンが付いております。

 

過去の経験上、電池タイプのスタイラスペンは、長期間使わないでいると、電池が自然放電してしまうため、しばらく使わないなら電池を取り外しておいたほうが良いでしょう。

 

スタイラスペン検証

スタイラスペンは2022年3月8日時点の価格は2,999円でした。
筆圧対応スタイラスペンとしては、かなり安い価格です。

ペンの上半分のボタンを1度クリックするとスリープから復帰し、しばらく使わなければ自動的にスリープに入ります。
ペンの下半分のボタンを1度クリックすると、戻るボタンと同じ動作をします。
確認したところ、カスタマイズはできないそうです。

 

筆圧対応検証

アプリ名 筆圧
Tayasui Sketches 非対応
アイビスペイントX 対応
Krita 対応
ドローイング デスク 非対応
メディバンペイント 対応(一番使いやすい)
アプリ設定メニューから筆圧利用のチェックを入れる必要がある
Sketchbook 対応(なかなか追従性が良い)

 

筆圧:対応アプリはあるが、反応は微妙で、直感的に描けない。アプリとの相性問題なのか、かなり強く押し込まないとしっかり太くならない。

遅延はかなりあり、短い線は認識しきれず点になってしまう。
お絵かきを真面目にできるスペックではない。
文字のメモ書きも、快適には書けない。

メディバンペイント が一番使いやすかった。
ペンの反応と、筆圧の関係性が最も快適だった。

 

認証スピード

指紋認証 非対応
顔認証 約1秒でロック解除しました。
非常に速い。

 

WideVineレベル

WideVineレベルはL3でした。
Amazon Prime ビデオの高画質再生には非対応です。

WideVineとは?

 

Web検索スピード

サイト 動作
Yahoo! 非常に快適
スマホ博物館 非常に快適

 

SIMカード検証

SIM名 検証結果
docomo 5G
(APN設定方法)
電話:利用不可
データ通信:利用不可
Softbank データ格安SIM
HIS mobile
データ通信:利用可能

 

ゲーム検証

  アプリ名 検証動画 状態
重アプリ 原神   遊べないことはないが基本的にもっさり。
通常アプリ ポケモンUNITE   問題なく快適に遊べる
通常アプリ 空の勇者たち   問題なく快適に遊べる

 

スピーカー検証

最大音量は小さくはないが特別大きいわけでもない。
そのため、ボリュームブースターをインストールしたほうが便利です。

音質は、あまり良くないです。
シャリシャリ音強めで、雑談YouTubeを見るには十分ですが、高音質で音楽を楽しむには不十分です。

公式情報だと、音は自信満々だったんですが、残念ですね。

 

カメラ検証

サンプル写真

 

サンプル映像

 

ベンチマーク

Antutu

スマホ名のAntutuベンチマーク結果は204,605点でした。

 

ストレージテスト画像

 

マルチタップ結果

 

充電速度は最大19Wでした。

Geekbench

各種スマホのバッテリー検証結果まとめページ

 

キーボード検証

キーボードは後ろに折り返しても、機能がOFFにならない。そのため、太ももや持ち上げる時にキーを押してしまい、誤作動してしまう。
Alldocubeにそのことを伝えて、確認したところ、キーボードをOFFにすることはできないため、誤作動防止のため使わないときは取り外して使うしか無いそうです。

ただ、このケースはマグネットで装着されているわけではないため、取り外すのが少しだけ面倒くさいのです。
キーボードは右上、左上、下の3点で固定されています。
右上と左上の爪をぐいっと押し込むと、外すことが可能ですが、昨今マグネット装着タイプのキーボードが増えてきたため、それらと比較すると、少し面倒くさいと思ってしまう。

 

更に、純正キーボードであるにも関わらず、折りたたんだ時に自動スリープにならないのである。
大抵のタブレットは、ケースを閉じると、自動的に画面が暗くなり、スリープモードへ移行してくれるのであるが、このAlldocube X Game はケース(キーボード)を閉じても画面は点灯しっぱなしです。

キーボードとスタイラスペン、どちらも詰めが甘いなぁと感じざる終えません。

 

タッチパネルの性能

両手で持ちながら操作しなければ、きちんと反応しない。
両手で持ちながら操作をしたら、きちんと反応する。

 

ネット上の声

  • 長時間遊んでも、動作は重たくならず、筐体もそれほど熱を持ちませんでした。
  • Geek benchのスコアはスナドラ662と同じ程度のスコアが出ました。
  • ブラウジングや動画視聴はサクサク動きます。

 

ポイント

気になったことを箇条書きで書く(文章)

  • シンプルなデザインで、高級感は無いが安物感も無い
  • バッテリーはちょっと短め
  • 動作は非常に軽快で、快適に利用できた。
  • カメラはおまけ画質
  • Volteは対応しているのか不明。Docomo 5Gで通信はできなかった。
  • 充電速度は18Wでした。
  • 言語切替は英語と日本語を登録したら、Shift + スペースで切り替え可能でした。
  • 充電しながら利用すると、画面のタップがおかしくなる(様々なところが押された状態になり、操作できなくなる)
  • スタイラスペンのボタンは「戻る」に対応しており、カスタマイズはできない。
  • キーボード接続中は、パソコンと接続しても、PC側でタブレットが認識されず、データ転送ができない。おそらくキーボードが外部デバイスとして認識されており、2台目となるPCは接続をしても無視されてしまっているのかと思われる。
  • 純正キーボードケースは、後ろに折りたたんでも反応するため誤作動しがち。
  • 純正キーボードケースは、自動スリープに非対応。

 

まとめ

低価格でキーボードとスタイラスペンが使える万能タブレットですが、それぞれの機能が中途半端でした。
人によっては、それで十分と言える人もいるかも知れないですが、フラッグシップモデルのiPadやXiaomi Pad 5、Galaxy Tabシリーズなどと比較すると、全く勝ち目がありません。
本当のライトユーザー向けのタブレットという認識で購入を検討したほうが良いでしょう。

タブレット自体の動作は非常に快適です。
原神も画質を下げれば結構サクサク動いてくれていて、変なOSのチューニングも無いため、動作スペックは良さげです。
ただし、片手操作時にディスプレイの誤反応が起こるため、その点が残念です。
基本的に両手持ちで操作するのを前提だと思ってください。

動作が快適なだけに残念な点がいくつかありましたので、そういった不具合に目を潰れる方は検討してみてください⸜( •ᴗ• )⸝

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