One-Netbook シリーズ
GPD WINの登場で、UMPC(ウルトラモバイルパソコン)の需要が高まってきた昨今ですが、One-Netbookブランドから新たなUMPCが登場しました。
それが、OneMix3シリーズです。
スペック
基本情報 | ||||
製品名 | OneMix3 | OneMix3S | OneMix3S プラチナ | OneMix 1S |
発売日 | 2019年7月 | 2019年7月 | 2019年7月 | 2019年8月 |
OS | Windows10 | |||
ベンチマーク (Passmark) |
3562 | 3562 | 4075 | 1629 |
デザイン | ||||
本体サイズ | 204mm × 129mm × 14.9mm | 182mm × 110mm × 17mm | ||
┣ 重量 | 659g | 512g | ||
┣ 材質 | アルミ | アルミ | アルミ | アルミ |
┗ カラー | シルバー | ブラック | グレー | シルバー |
画面サイズ | 8.4インチ | 8.4インチ | 8.4インチ | 7インチ |
┣ 解像度 | 2560×1600 | 2560×1600 | 2560×1600 | 1920×1200 |
┣ 比率 | 16:10 | 16:10 | 16:10 | 16:10 |
┗ パネル | タッチパネル 4096段階筆圧検知タッチペン対応 (ペン別売) |
タッチパネル 2048段階筆圧検知タッチペン対応 (ペン別売) |
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ハードウェア | ||||
CPU | Core™ m3-8100Y | Core™ m3-8100Y | Core™ i7-8500Y | Celeron® 3965Y |
┣ 周波数 | 1.1 GHz~3.4 GHz | 1.1 GHz~4.2 GHz | 1.1 GHz~4.2 GHz | 1.5 GHz |
┗ コア数 | 2コア/4スレッド | 2コア/4スレッド | 2コア/4スレッド | 2コア/2スレッド |
GPU | HD Graphics 615 | HD Graphics 615 | HD Graphics 615 | HD Graphics 615 |
RAM | 8GB | 16GB | 16GB | 8GB |
ROM | 256GB | 512GB | 512GB | 128GB |
認証センサー | 指紋認証センサー | |||
インターフェース | 1×USB 3.0 Type-A 1×USB 3.0 Type-C (PD2.0対応) 1×microSDカードスロット (SDXC対応) 1×音声出力とマイクインの3.5mmコンボジャック 1×Micro HDMI(D Type) |
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カメラ | ||||
アウトカメラ | なし | |||
インカメラ | ||||
通信 | ||||
対応バンド | なし | |||
┗ SIMタイプ | ||||
Wi-Fi | Wi-Fi 802.11a/b/g/n/ac | |||
Bluetooth | 4.1 | 4.0 | ||
GPS | なし | |||
バッテリー | ||||
バッテリー容量 | 8600mAh | 6,500mAh | ||
急速充電 | USB PD 2.0 (5V3A / 9V2.67A / 12V2A) |
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その他 | ||||
付属品 | 1×ACアダプタ(5V3A / 9V2.67A / 12V2A) 1×説明書(保証書) |
1×ACアダプタ(5V3A / 9V2.67A / 12V2A) Type-Cケーブル 1×説明書(保証書) |
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特徴 | バックライトキーボード | |||
共通の特徴 | USキーボード 光学式ポインティングデバイス モノラルスピーカー マイクロフォン 技適認証取得済み |
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価格(税別) | 83,314円 | 101,833円 | 138,870円 | 46,111円 |
特徴
One-Netbook OneMix3シリーズは、コンパクトな本体に程よいミドルスペックの液タブパソコンです。
重量は650gで、サイズもポケットにぎりぎり入らない大きさです。
CPUは結構良くて、最上位モデルは第8世代インテル® Core™ i7-8500Yプロセッサーを搭載しています。
データ容量はSSDなので、読み書きも高速です。
ディスプレイは高解像度で、筆圧にも対応しているので、お絵かきパソコンとしても利用可能です。
メモリが16GBあるおかげで、フォトショップも問題なく動きます。
アルミボディにシンプルなデザインです。
キーボードはバックライト搭載です。
キーピッチも広く、7インチサイズのUMPCより格段に入力しやすくなりました。
スタイラスペンは別売りですが、結構安いです。
一緒に買いましょう。
HDMI出力にも対応しています。
スペックが結構良いので、家で使うときは、大きなディスプレイに出力して、マウスとキーボードをつなげて使うというのがおすすめです。
OneMix3一つで家も外もパソコンを1つにまとめることができます。
バッテリー容量は8600mAhと一般的です。
実駆動時間は5~6時間程度だそうです。
そして、USB PD対応のモバイルバッテリーを使えば、USBから充電可能です。
これはかなり使いやすいですね。
外でもバッテリーを気にせず使えますし、数年後バッテリーがヘタってきても、なんとか対応可能です。
指紋認証センサーも搭載しているので、ワンタッチでロック解除できます。
日本では株式会社テックワンが正規代理店となっております。
メーカー保証もついているので、安心です。
右側面にはUSB 、USB C、microSDカードスロットがあります。
左側面にはmicroHDMI、3.5mmJackがあります。
キーボードの違い
OneMix3,3S,3S Platinumの3種類はカラーが異なります。
OneMix 1Sは前作のOneMix 2Sと同じキーボードとなります。
▼OneMix3
▼OneMix3S
▼OneMix 3S プラチナエディション
▼OneMix1S
専用スタイラスペン
One-Netbook OneMixで筆圧を利用した線を書く場合は、専用のペンが必要です。
※他のスタイラスペンが利用できるかは不明です。
US配列ってどうなの?
個人的には日本語配列のほうが好きですが、US配列でも少し使えば慣れてしまうものです。
更に、キー配置を自由に変更できるソフトウェア「KeySwap」を使えば、指定のキーを好きなキーに変更可能です。
例えば、US配列には「半角/全角」キーが無いため、「Alt + ‘」を押して日本語入力の切り替えをする必要があります。
慣れれば問題ありませんが、家のキーボードが日本語配列だと、使うパソコンによって指の動かし方を変えるのはかなり面倒です。
KeySwapを使って、任意のキーを変更しましょう。
▼ちなみにこちらは僕のメインPCの変更例です。「無変換」を左、「変換」を右に変更することで、スペース横の無駄なボタンを左右キーに変更して、素早いカーソル調整ができるようになっています。
直接変更
KeySwapだけでは、すべてのキーを任意の機能に割り当てることができないため、Windows標準の機能で日本語切り替えキーを変更することが可能です。
現在僕は「Ctrl + スペース」で日本語切り替えできるようにしています。
「Alt +’」よりも簡単に切り替えができるのでおすすめです。
動画
▼特徴まとめ
▼開封レビュー①
▼開封レビュー②
▼Premiere Proを使ってみた様子
公式Twitter
ネット上の声
- UMPCを購入する際に気になるサイズ感ですが、8.4インチは今までにないサイズで、かなりありだと思った。OneMix3はモバイルバッテリーで充電できるのがいいですね。ただPD対応じゃないと充電できない。
- 興味本位で手に入れたガジェット達。GOD Pocket2, Onemix2s koi, Gemini Communicator, Huawei Mipad m3 Proなどを一気に売って、Onemix3にします。
- 人柱で中国版を買いました。Twitter,ブログを書く分には動作もキビキビで問題なし。SSDのおかげもあるかな?
- Twitter見ながらブログを書くくらいしかしていませんが、動作はキビキビしていて問題ありません。ストレージがSSDな分、競合製品より有利かもしれません。
- OneMix3ポチりました。手元に届くのは7月末だそうで、非常に楽しみにしてます。OneMIX2sを持ってる方を何名か知ってますが、やはり良い品だそうです。
ポイント
良い点
- 選べるラインナップが多い
- 高いスペック
- 高解像度
- コンパクトサイズ
- 360度回転可能
- 筆圧対応
- 前作よりキーピッチが広く打ちやすい
- 日本語対応
- 日本語サポートあり
- 技適認証済み
気になる点
- 高画質なゲームをやるには低スペック
- 安くはない
- キーボードは変則的
まとめ
必要な人にはめっちゃ良いパソコンですが、使いみちがわからない人にとっては、買っても意味がない端末です。
外でちょっとイラストを書いたり、フォトショいじったり、ブログを書くには最高の端末です。
スマホだとソフトの制約だったり、画面サイズ、キーボードなし、というのを考えるとやっぱりパソコンは必要です。
普段パソコンを使わない人や、コンテンツを見る専門の人にとっては、あまり意味がない端末かもしれません。
スマホを使っていて、困ったことがないという人には不要の端末です。
あまりおすすめできない使い方
- 3Dゲーム
- ガッツリ動画編集
- 家の机でしかパソコンは使わない人
おすすめの使い方
- 2Dゲーム
- カット+BGM追加程度の動画編集
- フォトショップ
- お絵かき
- ブログ執筆
- プログラマー
- インターネット検索
- 小さなカバンに入れたい
僕個人的には、外で簡単なカット動画編集と、ブログ執筆に便利に使えそうだなと感じまいた。
7インチのGPD Pocketは持っていますが、画面が小さすぎて、キーボードも小さすぎるので、ブラインドタッチが難しいのと、疲れるので8.4インチにサイズアップしたのは正しい選択だと思いました。
ポケットに入れて持ち運びたい人は、安価なタイプのOneMix 1Sも選べるので、選びやすい構成になりました。
特にOneMix 1Sは値段が安いので、UMPC入門機としては、良いかもしれません。
OneMixシリーズは筆圧対応タッチペン対応というのが、非常に優れた特徴なので、これを使ってイラストを書いて、そのまま編集して投稿するという流れが、一つの端末で完結します。
個人的なおすすめはOneMix3とOneMix 1Sです。
OneMix3は上位モデルよりも低スペックと思いきや案外スペックが高いです。
OneMix3でできず、3S,3Sプラチナならできるということはあまり起こらないかと思います。
基本スペックが高く、拡張性もしっかりあるので、Mix3のコスパはかなり高めです。
そして、OneMix 1Sはかなり安めになっています。
スペックは流石に下がりますが、ギリギリ使えるスペックはあります。
筆圧も2048あれば、十分ですし、初代OneMixよりもスペックは向上し、値段は安いので順当な進化と言っても良いでしょう。
ただ体感の動作はOneMix3のほうが上ですから、予算があるならOneMix3を選んだほうがいいです。
UMPCは一般的な格安ノートパソコンと比べると、ちょっと高いなぁ~と思うかと思います。
実際、同じ性能のパソコンなら、もっと安く、だいたい半額までは行かなくても20~30%は安く購入できます。
なので、”小さい”というところに魅力を感じない人は、大きなパソコンを買ったほうがコスパが高いので、ご注意ください。
必要な人にとっては、ロマンだけでなく実用性に飛んだ製品となりました。
店舗 | 商品 | 価格 |
日本公式販売 | One-Netbook OneMix3 | 96,984円 |
One-Netbook OneMix 1S | 55,944円 | |
Amazon | One-Netbookシリーズ | |
Geekbuying | One Netbook One Mix 3 | 85,023円 |
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