C NetにてWacomの最新液晶ペンタブのレビューが掲載されていたので、翻訳してみました。
Wacom MobileStudio Proとは?
ペンタブ会の王者ワコムが2016年11月に発売したばかりのWindows10搭載のペンタブレットです。
OSが搭載しているため、タブレットとして使うことができます。
つまり、歩きながらでも、どこでも持ち運んでお絵かきができてしまうのです。
スペックも非常に高いため、プロのクリエイター向けの製品として発売されました。
そのため、価格も18万~34万円と非常に高価となっています。
amazonで現在一番安いモデルは約18万円で、一番高いモデルは約34万円でした。
スペック
製品名 | Wacom MobileStudio Pro16 15.6インチ最上位 プレミアムモデル |
OS |
Windows10 Professional |
カラー | ブラック |
CPU | Intel Core i7 3.3 GHz |
GPU | NVIDIA® Quadro® M1000M GDDR5 4GB |
SSD | 512GB |
画面 | 15.6 インチ 3840*2160 |
WIFI | 802.11b/g/n/ac |
Bluetooth | 4.1 |
筆圧 | 8192レベル |
バッテリー | 5時間 充電2.5時間 |
サイズ | 417.95×19.2×261.6 mm 2020g |
価格 | アメリカ:3,000ドル(約338,000円) 日本:375,840円 |
詳細 | Wacom HP |
発売日 | 2016年11月 |
翻訳
ポイント
良い点
・繊細な筆圧と使いやすいファンクションキーが搭載している
悪い点
・ほぼ必須の追加アクセサリーであるバッテリーの容量はそれほど大きくないにも関わらず高価である。
結論
・ポータブルと言うよりは、柔軟性に長けた製品であるため、クリエイティブで遊びご事を持って使える人におすすめ。そして高価です。
8.3/10点
MicrosoftのSurface pro 4は一般人向にも使えるハイブリット的な立ち位置ですが、Wacom MobileStudioはプロ用の機材です。
その一つとして、8192レベルの筆圧感度に対応しているPro Pen2は他のメーカーを引き離すほど最先端の技術が搭載しています。
プロのクリエイターが二の手を同時に使って、特定の作業を効率化させるためのコントロールがキーボード無しで出来るようになっています。
さらに、Bluetoothキーボードを接続すれば、Windows10 のノートPCとしても使えるようになります。
Cintiqの進化系のようでもあり、安価な方法ではないですが、Macに繋げて、お絵かきペンタブとしても使うことができます。
これはワコムの最初のコンピューターではありません。
Windows7 / 8時代のモデルはペンもタッチパネルも使い勝手が悪かったのです。(Mac OSには非対応でした)
そして、現在Windows10(タッチペン対応?)によって、MSP(Mobile Studio Pro)はソフトウェアレベルで使いやすいものとなりました。
これは安くはない。しかし、Mobile studioで出来ることと品質の良さを考えると、価格は適正であるように思えます。
ただ、スタンドが付属していないのは失敗であり、素直に言うと、キックスタンドタイプにすべきであった。
この記事を執筆している時点で100ドルで販売されていたが、まだ試せてはいません。
スタンドは3段階の角度調整が可能なのは知っていますが、無段階調整でもなければ、縦向きのサポートもしていません。
ペンタブレットとして利用するためには、高価であるWacom Link アダプターを70ドル(日本では8,640円)で購入する必要があります。
これを使うには、USBとDisplay Portの2つの端子が必要になります。MSP側はType-C一つで接続出来ます。
良いときはとても良いんです、良いんですよ・・・
MSPは全体的にとても素晴らしいんですが、少し言いたいことがあります。
圧力感度の上昇範囲を利用できるアプリケーションはありませんが(少ししたら登場するでしょう)、ペン先の摩擦も滑らかです。
目で見てわかるレベルのペン先とカーソルにずれと遅延はありません。
最高の製品にするためには、紙の質感を感じられる様な触覚フィードバックが必要です。
Wacom Linkアダプターを仕様中にタブレット側に勝手に切り替わった?(よくわからない)
地獄の始まり??
私の環境はYosemiteとWindows8を搭載したMac Proに3つ目のディスプレイとして使っていたんですが、ハブの容量がたりていなかったのです。
そのため、2角ケーブルの接続は切らなければならなかった????
スタイラスはIntuosのものと物理的に似ています。一部のユーザーはよりスリムな物を好むみたいですが、私はある程度の重さがあったほうが好きです。しかし、たまに間違ってボタンを押してしまいます。
このディスプレイはAdobe RGB ガンマの94%までしかカバーしていないのは少し残念ですが、全てをこのタブレットに詰め込むのは技術的に難しいです。そして、アンチグレア液晶はとてもきれいな色を表現してくれます。
ディスプレイの角で光漏れがあるのですが、製造過程のプロセス上、仕方のないことのようです。完ぺきを求めるのなら少しだけ気になります。
13インチモデルにもSDカード、USB Type-C x 3、音量調整ボタン、ロックスイッチ、セキュリティーロックスロットがあるため、忘れるのを防いでくれます。
Linkモードで使うとSDカードも読み込んでくれますし、SSDにもアクセスできます。
筐体はかなり丈夫です。ケーブルで充電していた時に誤って引っ掛けてしまい、デスクから落ちてしまいましたが、壊れませんでした。
ありがたいことに工業用のカーペットの上に落ちてくれました。
良くない所?
パフォーマンスは製品の構造上、良くないところがあるのは仕方ないと思っています。
しかし、今後使っていくためによりハイスペックなGPUを搭載してほしかったと思う。
そして、バッテリーテストでは4時間しか持たなかったし、明るさをあげると更に短くなる。
使うブラシによっては深刻的な遅延が生じることもあります。これはたくさんのアプリを同時に起動させている時に生じます。
しかし、アプリケーションを再起動することで解消します。
私はワコムのデザイン的な作りの欠点に失望しています。
先程書いたスタンドの件に加えて、スタイラスは安価なプラスチック製になっています。
そしてタブレットにスタイラスを取り付けるところがないため、色んな場所に置き忘れてしまいます。
某社状のメニューは小さく、高解像度に対応していません。
OSの解像度に合わせるドライバーの更新が必要です。
そして、LED液晶?を期待しています。
カラーキャリブレーションのプロファイルも保存できるべきです。
3DスキャンカメラはバンドルArtec Studio 11 Ultimateの12ヶ月分で使うことができます。
しかし、年間契約料1200ドルも必要なアプリに縛られると言うのはあまり良くない。
すでに、MSPを買う人はソフトウェアを持っているのでありがたみはない。
お金が全てではないが、お金は必要です。
Mobile Studio Porはポータブル性よりも、パワーを必要としているユーザーのためのタブレットです。
一般的な仕事をしている人はもっと安くてまともなタブレットを手にすべきであり、AppleのiPadはまともなアプリはなく、Windowsタブレットではプロに耐えうる作りでもありません。MSPは一般人にはマッチしません。
Mobilestudio Pro13はよりポータビリティです。しかしGPUは低いです。
上位モデルを選ぶべき価値はあると思います。
※英語能力不足により一部誤訳の可能性もあります。
まとめ
絵を描いて生活している人は買って大丈夫だと思います!
C Net:Wacom MobileStudio Pro 16 review:
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