実際に撮影した映像・写真を検証してみました。
Andoer A360II
日本で販売されている、360度カメラはどれも高すぎます。
そこで、今大注目なのがリコーシータそっくりのAndoer A360IIです。
RICOH THETA SCとほぼ同等スペックなのに、価格は半額以下なのです!
当然、microSDにも対応していますし、連続撮影の制限なんてものもありません。
【TOMTOP】Andoer A360II
使い方
Andoer A360IIで撮影した写真・動画はそのままでは360度コンテンツとして認識してくれません。
このように左右に球体の映像が載った状態のただの写真・映像です。
この球体の写真・動画を変換することで360度コンテンツにすることが出来るのです。
動画を360度に変換
動画を360度映像に変換するために必要なソフトはこちらです。
【SYMAX360 Video Converter】http://www.symax360.com/
まず、インストールしておきます。
次に、変換したいファイルを日本語の無いフォルダに入れます。(バグる可能性があるため)
Cドライブ直下に適当な日本語以外のフォルダを作ると良いかと思います。(例:C:\360)
SYMAX360を起動します。
変換したい動画をドラッグ・アンド・ドロップします。
左下のハサミマークを押すとこのような画面が開きます。
各種設定をして、Startをクリックすると、変換が始まります。
Video QualityをHighにしてもあまり画質が変わらない+時間が4倍位長くなるので、Midiumがおすすめです。
変換時間は変換する動画と同じ長さの時間がかかりました。
あとは、これをYouTubeに投稿すると、360度映像として認識してくれます。
360度動画として認識してくれる映像はビヨーンと画面端まで伸びています。
更に、この動画を編集したい場合は、編集後に360度動画であるタグ付けをしなければいけません。
このSYMAX360で再度変換しても良いのですが、タグ付けするだけであれば、タグ付けソフトがあるので、それを使えば一瞬で終わります。
【YouTube】YouTubeヘルプ 360 度動画のアップロード
写真を360度に変換
写真もやり方は動画と全く同じです。
変換すると、ビヨーンと伸びが写真が作成されます。
Flickrに投稿すると、自動的に360度写真と認識してくれます。
▼画像をクリックすると、360度写真として見ることができます。
Facebookでも同様にアップロードすると自動的に360度写真として認識してくれます。
▼クリックしてFacebookページに飛ぶと360度写真として見ることができます。
▼アプリ内から直接アップロード機能を使うと自動的に360度写真に変換してくれました。
担当者(TOMTOP,Andoer)に確認してみたところ、アプリからYouTubeなどSNSに投稿すると、360度動画として認識してくれるように変換してくれるみたいです。
Twitterは360度写真には非対応なので伸びた写真となりました。
test pic.twitter.com/l6FxCnvUBp
— かずくん@GEEK-KAZU (@KazuhiroMV) 2017年9月4日
動画
▼撮影データそのままをアップロードしたものです。
▼360度動画に変換
まとめ
現段階では360度動画の規格が世界共通ではないため、こういった変換が必要になる場合が多いです。
SamsungのGear360も、このAndoer A360IIと同じ方式でになっているため、撮影した映像・写真をアップロードする際は変換する必要があるみたいです。
安いからというわけではなく、規格が乱立しているということみたいです。
Gear360などの高級機の場合は、変換ソフトも付属しているらしいのですが、Andoer A360IIのような激安器の場合は当然そういったソフトウェアにお金をかけるわけには行きませんから、フリーソフトで代用するしかありません。
つまり、RICOH THETAやGear360、Insta360などはソフトウェア代も込の金額と考えると良いのかもしれませんね。
もしかすると、Gear360用のソフトが活用できる可能性もあるので、今後検証してみようかと思います。
画質については、やはり写真のほうが断然綺麗ですね。
360度カメラで1920×960の解像度はやはり結構荒いです。
満足の行く画質とはどうしても言えないので、使い所を考える必要がありますね。
写真の場合は3040×1520と解像度が上がるので結構綺麗に見えます。
この綺麗さなら、普通に実用レベルですよね。
これで、適当にパシャパシャ撮って、後でまとめて変換して、必要な部分だけを切り取って使うといった使い方もできますよね。
360度ですから、みんなが枠に収まる必要が無いので、今までにない撮影ができるかと思いますよ。
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