ドローンの法律についていろいろ調べてまとめてみた。

ドローンの法律につてまとめてみた

日本でドローンを飛ばす際は、いろいろと問題が発生します。
法律の話となると、ボク自身頭がこんがらがってしまいますが、今回はこのドローンについての法律についてわかりやすくまとめてみました。

ドローンの法律

日本でドローンを飛ばす際、法律を守る必要が出てきます。
しかし、ドローンの専用の法律というものは存在しません。
そこで、参照する法律が2つあります。

  1. 電波法
  2. 航空法

この2つの法律に違反していないドローンであれば、日本でも問題無く飛ばすことができます。

 

電波法

ドローンを飛ばす際に、電波を使うことになります。
ドローンとプロポ(コントローラー)を接続する際に電波を使っているんです。
そして、電波を使うときに必要なのが電波法です。

そして、ドローンで使われれている電波は3種類あります。

  1. 5.8GHz帯
  2. 2.4GHz帯
  3. 920MHz帯

 

5.8Ghz帯

5.8Ghz帯の電波を使うためには、アマチュア無線4級以上の免許が必要になります。
試験自体はそれほど難しいものではないのですが、無免許の人が使うと違法になります。

 

2.4Ghz帯と920Mhz帯

この2つの電波帯のドローンの場合は、免許ではなく国の許可が必要になります。
そして、その許可を受けた印が技適と呼ばれるマークになります。
つまり、技適マークのあるドローンであれば、国からの許可を得たドローンということになるので、誰でも飛ばすことが出来ます。

 

航空法

電波法に問題が無いドローンを手に入れたら、次に気をつけるのが航空法です。
ドローンを飛ばす際は以下のルールを守る必要があります。

  1. 日中(日出から日没まで)に飛行させること
  2. 目視(直接肉眼による)範囲内で無人航空機とその周囲を常時監視して飛行させること
  3. 人(第三者)又は物件(第三者の建物、自動車など)との間に30m以上の距離を保って飛行させること
  4. 祭礼、縁日など多数の人が集まる催しの上空で飛行させないこと
  5. 爆発物など危険物を輸送しないこと
  6. 無人航空機から物を投下しないこと

ただし、地方航空局長の許可を受ければ、飛ばすことも可能となります。

 

マルチコプターやラジコン機等であっても、重量(機体本体の重
量とバッテリーの重量の合計)200 グラム未満のものは、無人航空機では
なく「模型航空機」に分類されます。

参照)国土交通省 航空局 無人航空機(ドローン、ラジコン機等)の安全な飛行のためのガイドライン

 

詳しくは下記リンクを確認して下さい。

【国土交通省】 無人航空機(ドローン・ラジコン機等)の飛行ルール

 

動画解説

▼ドローンの技適について

 

▼電話で確認してみた。

 

▼庭や公園で飛ばしてもOK?

 

▼航空法の条件解説

 

▼田舎の山を撮影するときの注意点

 

▼技適マーク無しのBluetoothスピーカーもドローンと同じ技適認証が無いと電波法違反になる。

 

技適マーク無しのガジェットを使って逮捕された例

  • 高出力のトランシーバーを利用した場合
  • 5.8GHz帯のドローンを無免許で飛ばしマラソン大会を撮影

電波法違反による逮捕者はほとんど見つかりませんでした。
しかし、航空法違反による逮捕者は結構います。

ドローンの事件・逮捕・違反のまとめ。(2017年最新版)

 

ドローンの事件といえばドローン少年(ノエル)ですが、あれは威力業務妨害による逮捕なので、電波法違反ではないようです。(未成年という立場だったからかもしれません)

技適なしスマホは即摘発されるのか?公的機関の回答から実情を探る

技適なしスマホの国内使用に関する疑問を東北総合通信局に聞いてみた

ドローン(マルチコプター)における電波法と技適マークについて

「ドローン空撮」で電波法違反? 機体を飛ばすときに注意すべき「法律問題」

 

まとめ

スマホ、タブレット、パソコン、ドローン、スピーカー、スマートウォッチ、スマートバンド、アクションカメラ、Blueoothヘッドフォン・イヤホン…。
正確に言うと、大半のITガジェットの無線には2.4GHz帯の電波が使われています。
つまり、技適が必要ということになります。

では、技適のないガジェットを使っている人を摘発した場合、日本の何割の人が逮捕されてしまうのでしょうか・・・。
考えるだけでもゾッとしますね。
Amazon、楽天、ヤフオク、メルカリ…などで購入したガジェットは全部、本当に技適マークが入っているのでしょうか?

ただし、ドローンに関しては、他人に危害を加えやすいガジェットであることは間違いありません。
制御不能になり、どっかに飛んでいってしまう危険性もあります。
当然、危害を加えてしまったら、警察は問答無用で電波法違反を含めた様々な法律を武器に逮捕するでしょう。

もう意味わからん!という方は、技適ありの200g以下のドローンを選択すると良いかと思います。
200g以下なら、航空法はほぼ無視することが出来ますからね。
あとは、人気のない山奥や家の中で身長くらいの高さで飛ばしましょう。

ということで、ドローンを飛ばす際の注意点をまとめてみましたので、皆様お気をつけ下さい。
ボク自身も、いろいろと知らないことが多かったので、今後は気をつけたいと思います。
法律というのは非常に難しく、ボク自身勘違いして間違って理解してしまっていることがよくあります。
今回も、コメント欄より教えていだきまして、この記事を作成させていただきました。

助言頂いている方には毎度本当に感謝しております。
ありがとうございます。

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